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包茎・亀頭包皮炎(大人と子供ではこう違う)

 おちんちんが皮をかぶっている状態を包茎といいます。かぶっている状態によりいろんな分類があります。そして大人と子供では治療方針がおおきくことなります。大人の方はご自身でお悩みの方もいらっしゃるでしょう。小さい男の子のおちんちんを心配されているお母さんもいらっしゃることでしょう。包茎について簡単に説明しましょう。

  1. 真性包茎:包皮の先端の輪状の部分(包皮輪)が狭く、亀頭部を露出できないもの。不潔になりやすく、炎症(亀頭包皮炎)や陰茎がんになりやすい。手術は保険適応で可能です。
  2. 仮性包茎:包皮が長く勃起しても、自然には亀頭部が露出されない。用手的に露出することは可能。普段、入浴時に清潔にするように心がけていれば心配はありませんが、外観上の問題や、包皮が長すぎると性交時に障害が生じます。手術は保険適応外ですので自費診療となります。
  3. かんとん包茎:仮性包茎において包皮輪が狭いにもかかわらず無理に亀頭部を露出したときにおこります。包皮輪が狭いために戻らなくなり、亀頭部の循環障害をきたし腫れてきます。疼痛が強く、用手整復できなければ、手術が必要になります。

子供さんの場合はほとんどが、仮性包茎です。そのため亀頭包皮炎(皮が赤くなり痛がる)を起こすことがあります。この場合、短期間の抗生物質の投与ですぐに治ります。 また、小さいお子さんですと亀頭部と包皮が癒着していることもまれではありません。幼児期の亀頭部はデリケートで敏感なところです。小さいときから無理に亀頭を出そうとして痛い経験をさせて、おちんちんに神経質になるのも問題です。すこしでも亀頭部が見えるようならまず心配は無いでしょう。

手術に関しても、お気軽にご相談ください。

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