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フケ症?・・・・・脂漏性皮膚炎とは

 フケは頭皮の角質層が新陳代謝によりはがれ落ちたものです。誰にもあるもので、適切な洗髪をしていればあまり目立つものではありません。しかし、いろいろな原因ではがれ落ちる量が増加するとフケ症となり目立つようになります。原因のひとつとして脂漏性皮膚炎があげられます。

脂漏性皮膚炎とは

 皮膚には毛孔のそばにある皮脂腺から皮脂が分泌されています。皮脂の分泌が増加した状態(脂漏状態)に細菌や真菌(カビ)が関与し、皮脂が刺激の強い遊離脂肪酸となり炎症を起こすのが脂漏性皮膚炎です。発生しやすいのは頭皮、鼻の周り、耳の後ろ、胸、わきの下などです。乳児の脂漏性皮膚炎は自然に治ることもありますが大人の場合は繰り返し発症し治療が必要となることが多いです。

治療
  • 入浴は毎日行い、患部を丁寧に洗いましょう。頭は刺激の弱いシャンプーで爪を立てずにもむように洗い、皮脂を除去しましょう。入浴後、外用薬を使用しましょう。
  • ビタミンB群が皮脂のコントロールに有効です。色つき野菜を十分に取りましょう。便秘も増悪因子です。繊維分の多い野菜も忘れずに。皮脂の元になる中性脂肪の多い食べ物(チョコレート、スナック類などの甘いものや油っこいものなど)は控えましょう。
  • ストレスや睡眠不足も増悪因子です。心も体もリラックスしましょう。

 脂漏性皮膚炎は乾癬や他の皮膚炎との鑑別が必要です。また、真菌(カビ)の検査も必要です。あやしい時は専門医にご相談ください。

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