スキンケア(日焼け)
スキンケアは美容的な領域だけでなく、皮膚の老化を防ぎ、若さを保ち、皮膚疾患を予防するという意味での皮膚の健康管理として重要です。また、アトピー性皮膚炎やドライスキンなどに対する補助的治療手段としての意義も重要です。スキンケアは毎日、継続して行うことが大切です。今回は紫外線による障害に対するスキンケア(遮光)についてお知らせします。
紫外線による障害は日焼け(サンバーン)、光老化(しみ、しわ)、光アレルギー、発がん性(皮膚がん)、さらに眼科的には白内障の発生に関与していることがよく知られています。オゾン層の破壊による紫外線の増加により皮膚障害は年々、深刻となっています。真夏の強い陽射しの時だけでなく、さわやかな晴れた秋空のもとでも紫外線障害は注意が必要です。海や山では特に注意しましょう。
紫外線に対するスキンケアでもっとも大事なことは日光をさえぎることです。できるだけ長袖にして、帽子、日傘を使いましょう。日焼け止め(サンスクリーン剤)には紫外線吸収剤や紫外線散乱剤がふくまれています。正しいサンスクリーン剤を選ぶには、自分のスキンタイプを知ることが重要です。何も使用しないで日光浴した時の状態でタイプがわかります。色白の方はSPF値の高めのものを選ばれた方がよいでしょう。あなたのスキンタイプはどれですか?
スキンタイプ | 日光浴後の皮膚の状態 |
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スキンタイプⅠ | すぐに赤くなるが、黒くならない |
スキンタイプⅡ | 容易に赤くなり、すこし黒くなる |
スキンタイプⅢ | 赤くなり、いつも黒くなる |
スキンタイプⅣ | あまり赤くならず、すぐ黒くなる |
スキンタイプⅤ | ほとんど赤くならず、非常に黒くなる |
スキンタイプⅥ | 赤くならず、非常に黒くなる |